おはようございます。
いまだ唯仁(いまだ ただひと)です。

 

物事を極める人の一番のすごさは、
そのことに没頭できる力強さ
いわゆる「集中力」の高さにあります。

これは、あなたも、
これまでのスポーツ人生の中で、
目の当たりにしてきたと思います。

そして、集中力を高めていくことは、
その人の人間力を高めていく
ことにつながります。

ビジネスアスリートの共通的スキルとして、
集中力の高さがあります。

しかし、
集中力をあげたいと思っても、
そもそも集中力が何者かを知ることがとても重要です。

彼を知り、己れを知れば百戦殆うからず」(孫子)
にあるように、戦う前に、敵を知ること。
そして、自分に何ができて、何が足らないことを知ることなんですね。

「集中力」とは?

「集中力」とは、
『一心不乱
に、目の前のやるべきことに力を注ぐ行為であり、心理学でいうフロー状態
とも言えます。

ここで、少し、ワークをしてみましょう。

あなたの、過去の体験を
思い出してください。

友達と野球で遊んでる時のこと、
好みの女の子を見かけ、
つい夢中になってぼーっと見とれていた。

そして・・・
友達が打ったボールに気づかず、
顔面に直撃!

(痛っ!)

これに似たような経験なかったでしょうか?

あなたに、
この体験があるということは、、、

あなたは、集中力を持っているということです。

では、なぜ、
その集中力を自分で
いつでも引き出すことが出来ないのでしょうか?

もちろん理由があります。

そもそもの
「集中力の定義」を知らないこと。
集中力の仕組みを知らないこと。
集中する技術を知らないこと。

たったそれだけです。
知らないだけなんです。

スポーツのテレビ中継で、解説者が、
「今のは集中力の結果ですね。」とか、
親や先生から
「集中してご飯を食べなさい。」など、
『集中』という言葉自体は、
みなさんも、これまで
何度も聞き慣れているとは思います。

しかし、そう話す解説者も親も先生も、
実際「集中力とは何か?」と聞かれて、
即答できる人は、ほぼいません。

日本集中力育成協会代表理事の
森進次郎氏の言葉を借りると、

集中力とは、
一時において、一点にあなたの力を集める技術


-森進次郎(日本集中力育成協会代表理事)-

と言われています。

小学校の理科の実験でやった、
虫眼鏡を使って新聞紙を燃やしたアレです。

バラバラになった光を、
一つに集めるとすごいパワーになるというあれですね。

 

置き換えてみます。
(光→意識)

つまり、
バラバラに向いている意識を、
一つに集め、
すごいパワーを出すということです。

スポーツの世界に、
「筋動員力」という言葉があります。
実は、「集中力」と、
とてもニュアンスが似ているんです。

細身なのに、
力が強い人と、

筋肉がムキムキなのに、
見た目ほど力が強くない人がいます。

これは、
どれだけ筋線維を動員できるか
という
「筋動員力」の違いによると言われています。
つまり、
細身なのに力が強い人は、
筋動員力が優れていて、
筋肉の質がよいというわけです。

オリンピック金メダリストの
室伏選手を例に考えてみようと思います。

海外の選手と比較しても
明らかに身長や体重が劣る室伏選手が、
長年、世界トップレベルで戦えるのは、
なによりこの「筋動員力」に
優れているからといわれています。

普段人が使用する筋肉は、
全能力の30~40%程度しか、
力を発揮できないそうです。

さらにいうと30~40%しか
筋線維が使われていないということです。

また、火事場の馬鹿力
という言葉がありますが、
これは、非常に切迫した状況で、
制御が外れて、
100%に近い筋繊維が使用されて、
100%に近い力が発揮されるという訳です。

それを、
魔法の力のように言いますが、
もってる力を最大限近くまで引き出す。
そういう理由があるのです。

話を戻します。

つまり、筋動員力というのは、
自分のもつ筋線維を、
どれくらい効果的に
動員するのかという力です。

ここで、言葉を置き換えてみます。
(筋動員力→集中力
(筋繊維→パフォーマンス
(動員→引き出す

集中力というのは、
自分のもつパフォーマンスを、
どれくらい効果的に、
引き出すのかという力といえます。

室伏選手は、
自分の集中状態を
最大限に整えることに
長けていますので、

筋動員力が、
最大限レベルまで
引き出されます。

ハンマーを
最大限に遠くへ飛ばすという
目的に対して、
身体軸を中心に遠心力を使い、
彼が持っている筋繊維の細部に至るまで、
最大限に筋動員のアクセスが行われます。

この集中状態を意図的に作り、
筋繊維に最大限にアクセスすることができる技術が、
世界トップレベルのビジネスアスリートであるということです。

 

いかがでしょうか?
集中力のそもそも話、
ニュアンス掴めたでしょうか?

ぜひ、みなさんも、
「一点に力を集める技術」を習得し、
様々な場面で、
あなたのもつ素晴らしい能力を、
最大限に発揮して頂きたいと思います。

まとめ

  • 集中力は、だれもが持っている。
  • 集中力は、
    「一時において、一点にあなたの力を集める技術」
  • 集中力は、技術なので、故意に高めることができる。

 

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いまだ唯仁