いまだ唯仁です。
君子は和して同ぜず。小人は同して和せず。
【超訳】
器の大きい人間は、他人と協調しても、媚びたり流されたりしない。
それに対し、
器の小さい人間は、他人に媚びたり流されたりしても、他人と協調することはしない。
中国の思想家孔子は、人付き合いにおいて、自分が正しい行いをしていれば、周りも賛同していくれるようになると「論語」で説いています。
器の大きさ
【器の大きい人間】は、道理をわきまえているので、誰とでも調和して協力し合うことができます。
しかし、主体性まで失うことはないので、周りの意見に流されることはありません。
そに対し、
【器の小さい人間】は、誰にでも合わせますが、心ここに在らず。とりあえず周りと合わせておけば自分も楽という自分本位な思考のため、いざという時には、協力をすることをしません。
これを、別の言葉でいうと、不益者とも言います。益とは役に立つという意味があるので、役に立たない者ともとれますね。
相手のことを思いやって調和する心を、「仁徳」と呼びます。
ビジネスアスリートにおいても、持つべき基盤の資質です。
【注意】いい人と呼ばれる人にイエローカード
みんなの意見に、いつも穏やかに協調する人は、「いい人」と呼ばれることがあるかもしれません。しかし、そこに主体性がないと、他人からいいように利用されてしまう事もしばしば。協調しながらも、自分の意見を言うことが、実は大切なんです。
空気を読むと言う本質
自分の行いが正しかったとしても、周りのみんなと合わせることをしないと「空気が読めない奴」と言われてしまう場合がありますよね。友人と関係をこじらせたくない、その場の和を乱したくないと言うあなたの優しさは、時として自分の首を絞めかねません。
真の思いやりとは、たとえその場の空気を乱してもでも正しいことを貫くことです。
相手のことを本気で思えばこその行動です。
それでも、あなたは、空気を気にしますか?
その空気は、あなたにとって本当に居心地がいい空気でしょうか?
言いたいことすら言えない空気は、息苦しくありませんか?
自分らしくいるためには、澄んだ空気と共にいることです。
澄んだ空気を作り出すか、澄んだ空気の場所に自分が移動するかのどちらかですね。
P.S.
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「しなやかに、したたかに勝つ」
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ファウンダー いまだ唯仁